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院長ブログ

健康に美しくなるために、こだわりの情報を発信いたします

第2回:引き出しの多さ

  • 2007.06.30
  • 院長のブログ

「はにかみ王子」をご存じですか?高校一年生で並み居るプロゴルファーを抑えて優勝した石川遼君のことです。とんでもない快挙に唖然としてしまいました。少し前までは、ゴルフはおじさんのお遊びだったのですが、いまでは若い人たちがスポーツとしてきっちりトレーニングを積み、すごい実力を備えてきました。
遼君のゴルフを伝える記事を読んでみると、常に攻撃的で、失敗を引きずらない気持ちの持ち方と、若干15歳にして技術的にはすでに色々な状況に対処できる「引き出しの多さ」を上げています。ゴルフは止まっているボールをゴルフクラブで打つのですが、思い通りの場所にボールを運ぶためのクラブ選択や打ち方に工夫をこらします。超一流のプロゴルファーは、状況に応じた「多くの引き出し」を備えてそれを確実に実行できるわけです。
この「引き出しの多さ」というのは、美容外科医にとっても、診察から治療方針、さらには手術で綺麗な結果を出すうえで大切なものです。ワンパターンの手術しか知らないと、うまくいくこともありますが、良い結果を得られる確率が低くなったり、失敗を起こしてしまうこともあります。インターネット上の相談、掲示板などでよく見られるのは、美容外科医なら誰が手術しても同じ結果になるだろうという思いこみがあり、うまく行かないと修正は?と話が飛んでいくのをしばしば見ます。これはそれぞれの美容外科医の持つ、状況に応じて活用される「引き出し」の質と量の部分が無視されたために起こる結果です。
私の患者様は、初診時の話や治療方針の検討と説明、そして手術にあたってのデザインの検討で、時にはくどいと思った経験があるはずです。手術中も、切開から始まり、縫合して手術を終了するまで、極端な言い方をすれば、「私の27年間にわたる形成外科・美容外科医として蓄積した引き出し」の中身が全て動員されているわけです。
私たちがなぜ医学書や医学雑誌を読み、学会で発表したり討論し、論文を書くのかというと、全て自分の引き出しを増やし、毎日の診療でよりよい治療をしたいと思うからです。ひとりよがりではなく、客観的に見て正当性のある考えであることを確認して初めて、本当の実力になります。
そして、私にとって一番の先生は勿論患者様です。診察から手術までに私の「引き出し」を活用したうえでの結果こそが全てです。少なくとも手術後半年、本当は何年も経った時の状態までを拝見して治療内容を検証することで、使った「引き出し」の正当性が評価されることになります。
一ヶ月に一回程度のゴルフでは、とても遼君のようなゴルフの「引き出し」を作ることはできませんが、美容外科診療ではこれからも価値のある「引き出し」作りとその有効活用によって、より良い結果を求めていきたいと思います。
これからも患者様の笑顔を見せていただくために、こだわりをもって診療にあたりたいと思います。 

(2007年6月30日)