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院長ブログ

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第16回:レントゲン

  • 2010.05.10
  • 院長のブログ


鼻に入れたプロテーゼを取り出したいという患者さんが受診されました。
理由は違和感と鼻の穴の変形があるためでしたが、外見的には多少の曲がりを認めるくらいでした。どのような形のプロテーゼがどの位置に入っているのかを見るためにレントゲンを撮影しました。
I型とL型の中間のようなプロテーゼが上方にずれて入っていましたが、石灰化はありませんでした。そこから想像されるのは、プロテーゼの下端の膨らんだ部分が鼻先の鼻翼軟骨を押しているために鼻の穴がつぶれるように変形していることでした。鼻の形にそってあるべき場所にプロテーゼが入ってなくて、軟骨を押し出しているとしたら当然鼻の穴は変形するでしょうし違和感もあるはずです。
幾つかのクリニックで診察を受けたそうですが、レントゲンを撮ったのは初めてとのことでした。色々説明を受けたそうですが、レントゲン像からの情報がないために的外れなもので、なかなか納得できなかったのは当然でしょう。鼻の手術のみならず、顔の輪郭を扱う場合、脂肪吸引、豊胸術などでは、レントゲン像から得られる情報は計り知れず、より適切な手術を行ううえで不可欠なものです。
どうして多くの美容外科クリニックではレントゲンを撮らないのでしょう?場所や設備費など収入に結びつかないことが理由だろうと思います。今の時代、患者さん方はインターネットなどで調べつくして幾つかのクリニックを受診するのが普通ですが、内部の状態を予め把握できるレントゲンを撮らずに良い治療を受けられると思いますか?例えば骨折が疑われればレントゲンを撮るのは誰も同意するのに、輪郭で骨を手術するとか脂肪吸引、あるいはエラの筋肉にボトックス注射をするのに、骨の形、皮下脂肪の厚み、筋肉の厚みを確認せずに施術しようとする無謀さを考えて下さい。
初めにご紹介した患者さんの話に戻ります。プロテーゼの位置と形が分かりましたので、最小の剥離でプロテーゼを取り出せますから、麻酔は最小量、腫れも最小限と患者さんの受ける負担が少なくすみます。勿論、取り出したプロテーゼとレントゲン像を見比べれば千切れたりせずに100%完全に取り出せたことも確認できます。プロテーゼを抜くとどんな鼻になるのか?鼻先が上がり鼻の穴が上を向くのではないか?鼻の穴の変形も同時に手術しなければいけないのか?といった心配をされていましたが、レントゲン像から予想されるのは、プロテーゼの厚みだけ鼻筋が低くなり、プロテーゼの位置からは鼻先が上を向く可能性は少なく、テーピングはできる範囲でした方がよいがギブスは不要なこと、鼻翼軟骨を押し出しているプロテーゼを抜けば、鼻の穴は或る程度対称に戻ることが予想され、さらに効果を期待できるのは鼻の穴に入れるレティナというプラスティックの装具であることが分かります。

(2010年5月10日)