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院長ブログ

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脂肪幹細胞蛋白製剤

  • 2012.08.03
  • 院長のブログ

「爆笑問題」が司会・進行するテレビ番組で、美容医療における再生医療の最新情報が紹介されていましたが、これはカリスクリニックで行われている、メソスキン療法・ハーグ療法と同じ内容のことなので、あらためて紹介しておきます。

老化現象としての肌のタルミ・シワ・シミや薄毛は、紫外線による光老化や加齢で組織の幹細胞密度が下がり、組織はターンオーバーを繰り返すうちに徐々に萎縮していくことが実体です。シミ取りレーザー・光治療やサーマクールなどのラジオ波での引き締め治療などは、治療対象となる肌に存在する幹細胞を活性化する手技を用いるのですが、すでに幹細胞密度が減少しているので、根本的には幹細胞を補充する治療が理論上必要であり、iPS(人工多能性幹細胞)の補充が脚光を浴び、近い将来には新しい治療法が生まれると期待されています。しかし、現状では細胞投与を伴わない蛋白や細胞外基質を利用した治療が簡便で実際的です。

というわけで、脂肪幹細胞が作った成長因子(AAPEパウダー)を肌治療や育毛に利用するメソスキン療法・ハーグ療法が、テレビ番組で紹介された脂肪幹細胞蛋白治療と同じものなのです。AAPEパウダーは、エイズや肝炎を含むウィルス・細菌に感染していない健康な成人女性の皮下脂肪を採取し、その中から取り出した脂肪幹細胞を培養して抽出した脂肪由来幹細胞分泌蛋白で、生産過程でも何度かウィルス・細菌感染のスクリーニングテストが行われています。AAPEパウダーには、PDGF(血小板版由来成長因子)、bFGF(線維芽細胞成長因子)、KGF(ケラチノサイト成長因子)、TGF beta1(トランスフォーミング成長因子)、HGF(世帯細胞成長因子)、VEGF(血管内皮細胞成長因子)など150種類を越えるサイトカイン(増殖因子と抑制因子)が生理的な分量・割合で含まれます。

メソスキン療法は、タルミを改善して張りを取り戻したりクスミを薄くして肌を若返らせ、ハーグ療法は発毛・育毛効果があり、頭髪のみならず睫毛も太く・長くして増やす効果があります。

因みに、昨今問題になっているPRPに混ぜる bFGF はバイオテクノロジーで作られた一つの成長因子で、AAPEパウダーのように生理的なバランスの取れたものではないために、脂肪様組織のシコリを形成してしまうことがあり、そのシコリの治療がうまく行かないことが問題になっているようです。

最先端技術の恩恵に浴すことが可能ですが、一つ間違えると被害を蒙ることもありますのでご注意下さい。