
エアロバイクは効果ないって聞いたことがある



どうすれば効果的にトレーニングできるの?



足だけのエアロバイクを使おうと思ってたのに…
フィットネスジムにも多く設置されているエアロバイク(フィットネスバイク)はダイエットや運動不足解消の代表的なトレーニングですが、ネットやSNSでは「エアロバイクは効果がない」と言われることもあります。
実際にビフォーアフターなどを紹介してエアロバイクの効果がないことを証明している方もいますが、なぜエアロバイクの効果を実感できない人がいるのでしょうか。
それは、エアロバイクの特徴や正しい漕ぎ方、効果的なトレーニング方法を知らないことが大きく影響しています。
本記事では、エアロバイクが効果ないと言われる理由や効果的なトレーニングについて詳しく紹介します。



エアロバイクで痩せたいと思っている人はぜひ最後まで読んでみてください!
【結論】エアロバイク(フィットネスバイク)はダイエットに効果あり!
エアロバイクは脂肪燃焼に効果のある有酸素運動となるため、適切にトレーニングすることで高いダイエット効果に期待できます。
エアロバイクはランニングなどの有酸素運動や無酸素運動(筋トレ)に比べると負荷が少ないため、ダイエットを成功させるために必要不可欠な「継続」がしやすいこともダイエットに向いているポイントです。



ではなぜエアロバイクが効果ないと言われるのでしょうか?詳しくみていきましょう!
足だけ(ペダルだけ)のエアロバイク(フィットネスバイク)は効果がないと感じることも
自宅用のエアロバイク(フィットネスバイク)として人気のある足だけ(ペダルだけ)のエアロバイクのことを「ミニバイクタイプ」と呼びますが、実は一般的なエアロバイクに比べて効果が実感しにくいというデメリットがあります。
というのも、ミニバイクは下半身だけの運動となるため、一般的なエアロバイクに比べると全身運動に効果が期待しにくく、消費カロリーが低いことも特徴です。
ミニバイクタイプは運動の苦手な方や運動不足の高齢者の方などでも利用できる設計となるため、一般的なダイエットには不向きな特徴も多くあります。
普通のエアロバイクとミニバイクタイプの消費カロリーを比べると以下のようになります。
運動タイプ | 強度 | 消費カロリー(30分) |
---|---|---|
普通のエアロバイク | 軽め(おしゃべりできる程度) | 約120〜160 kcal |
中強度(やや息が上がる) | 約160〜200 kcal | |
高強度(汗だくになる負荷) | 約220〜250 kcal | |
ミニバイク(ペダルのみ) | 軽め(ながら運動) | 約50〜80 kcal |
中強度(意識して回す) | 約80〜120 kcal |
体重50kgの女性が運動した場合



ミニバイクタイプは強度の高いトレーニングができないので、なかなか効率的にカロリーを消費することが難しいです。
エアロバイク(フィットネスバイク)がダイエットに効果ないと言われる理由・原因
エアロバイクがダイエットに効果ないと言われる理由・原因として挙げられるのは以下のようなものです。
・食生活・生活習慣が乱れている
・生活習慣が乱れている
・正しい姿勢でトレーニングできていない
・トレーニングの強度が低すぎる(高すぎる)
・継続する期間が短すぎる(効果が出るまで時間がかかる)
それぞれの理由・原因について、詳しく紹介します。
①食生活が乱れている
エアロバイクだけに限らず、ダイエットの基本は栄養バランスの整った健康的な食生活です。
いくらエアロバイクを頑張ってカロリーを消費したとしても、ファストフードや揚げ物、スイーツなどといった高カロリーや食べ物ばかり食べていたらいつまで経っても痩せることはありません。
また、脂肪になりやすい夜の食事や間食なども体脂肪を増加させるきっかけになりますので、エアロバイクのトレーニングと合わせて食事制限や栄養バランスを考える必要があります。



食事制限を厳しくしすぎるとリバウンドのリスクも高まりますので、できる範囲で食事制限をするとともに、自身がない場合は食制限付きのジムに通うこともおすすめです。
②生活習慣が乱れている
社会人の方は生活習慣が乱れやすいですが、生活習慣が乱れてしまうとダイエットの効果にも悪影響を及ぼす可能性があります。
たとえば、睡眠不足は「グレリン」と呼ばれる食欲ホルモンを増加させるとともに、「レプチン」と呼ばれる満腹ホルモンを増加させると言われているため、暴飲暴食につながる危険性があります。
ほかにも、日常的に強いストレスを感じ続けていると、コルチゾールと呼ばれる内臓脂肪を蓄えやすくなるホルモンが増加するなど、生活習慣はダイエットに大きな影響を与えるのです。
(参照:PubMed「Sleep restriction predisposes to positive energy balance」)
③正しい姿勢でトレーニングできていない
エアロバイクは主に「大腿直筋(だいたいちょっきん)」や「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」、「大殿筋(だいでんきん)」といった、お尻周りの大きな筋肉を使ったトレーニングとなるため、これらの筋肉を正しく使える姿勢でのトレーニングが基本となります。
エアロバイクのタイプによっても正しい姿勢は異なりますが、基本的な背筋を伸ばしつつ骨盤を立てて、上半身がブレないようにペダルを漕げる体制がベストな体勢です。



正しい姿勢でトレーニングするためには、自分に合ったサドル調整も大切となります。正しい姿勢でできているか分からない場合は、トレーナーに相談したり、自分のトレーニング姿を撮影する(してもらう)こともおすすめですよ!
④トレーニングの強度が低すぎる(高すぎる)
エアロバイクには強度を調整できる機能が備わっていますが、強度が弱すぎると効果的なトレーニングができず、反対に強度が高すぎても無酸素運動になってしまいカロリー消費しにくいトレーニングになってしまう可能性があります。
エアロバイクでは最大心拍数に対して60%〜70%ほどの強度でトレーニングすることがダイエットに関しては理想的だと言われているのです。



無酸素運動はいわゆる「筋トレ」で、筋肉量増加や基礎代謝のアップには期待できますが、有酸素運動に比べて脂肪燃焼しにくくなってしまいます。エアロバイクで筋肉痛になっている場合は無酸素運動の危険性ありです!
⑤継続する期間が短すぎる(効果が出るまで時間がかかる)
エアロバイクは他のダイエットと同じように、体重減少やウエストが細くなるなど、すぐに目に見えた結果が出るものではありません。
エアロバイクでのトレーニングで効果を実感できるまでの期間には個人差はありますが、1ヶ月前後で何かしらの効果を実感する人が多いと言われています。
そのため、まずは継続できるトレーニング時間や強度を1ヶ月〜3ヶ月ほど続けてみることが非常におすすめです。



「エアロバイクにダイエット効果がない」と感じている人は、継続期間が1週間や2週間といったように短い人が多い印象です!
エアロバイク(フィットネスバイク)の効果を高める方法・コツ
エアロバイクの効果を高める方法・コツは以下のとおりです。
・しっかりと目標・計画を立てる
・効果的な漕ぎ方をマスターする
・機能性抜群のエアロバイクを利用する
それぞれについて詳しく解説していきます。
①しっかりと目標・計画を立てる
闇雲にエアロバイクのトレーニングを行うのではなく、しっかりとした目標・計画を立てないとモチベーションも下がってしまいますし、効果が出ないと焦ってしまう原因にもなります。
身体に蓄積された体脂肪を1kg消費するためには7,200kcalほど必要だと言われているため、まずは減らしたい体重を明確にしてから、どのくらいの消費カロリーが必要なのかを考えましょう。
たとえば、体重55kgの女性がエアロバイクでのトレーニングした場合の消費カロリーの目安は以下のとおりです。
強度の目安 | METs | 20分 | 30分 | 45分 | 60分 |
---|---|---|---|---|---|
軽め(会話できる) | 3.5 | 約64kcal | 約96kcal | 約144kcal | 約193kcal |
中強度(息が上がる) | 6.8 | 約125kcal | 約187kcal | 約280kcal | 約374kcal |
ややきつい(汗をかく) | 8.8 | 約161kcal | 約242kcal | 約363kcal | 約484kcal |
高強度(かなりきつい) | 11.0 | 約202kcal | 約303kcal | 約454kcal | 約605kcal |
上記の表を参考にすると、エアロバイクの軽めの運動を1日60分間続ける運動だけでダイエットする場合、体脂肪1kgを落とすためには約37日間ほどかかる計算となります。
とはいえ、消費カロリーは運動だけで発生するものではありませんし、摂取カロリーもありますので、エアロバイクの運動だけでカロリーを計算するのではなく、食事制限などを合わせて行うことで消費カロリーを増やすことが必要です。



エアロバイクでトレーニングをしても日頃の食生活が悪いと、いつまで経っても痩せないというトラブルが起きることも珍しくありません!
当サイトでは、独自にエアロバイクの計算ツールを開発しており、体重・運動時間・回数・強度を入力するだけで簡単に消費カロリーを自動計算できますので、ダイエット計画の参考にしてください。


②効果的な漕ぎ方をマスターする
エアロバイクは正しい漕ぎ方をしないと、本来想定されている部分に正しい負荷をかけることができず、思ったような効果ができないことも多いです。
エアロバイクの効果的な漕ぎ方は以下のとおりです。
①1日20分以上は連続して漕ぎ続ける
②適度な負荷を40分ほど続けることを意識する
③ヒップ周りの筋肉を意識して身体を動かす
④心拍数や速度は一定にすることを意識する



エアロバイクの効果的な漕ぎ方についてもっと詳しく知りたい方はこちらからチェックできます!
③機能性抜群のエアロバイクを利用する
エアロバイクにはさまざまな種類があり機能性はさまざまですが、基本的に高性能のエアロバイクを利用したほうが効果的なダイエットをすることができます。
というのも、エアロバイクのダイエットを効果的に行うためには、連続使用時間や心拍表示機能などの機能があると便利だからです。
基本的に高機能なエアロバイクは非常に高額でジムにあるような最新型は100万円以上するため、効果的にエアロバイクを利用するのであればジム通うことが非常におすすめです。



エアロバイクのおすすめ機能はこちらからチェックできます!
エアロバイク(フィットネスバイク)の効果についてYahoo!知恵袋ではどんな意見がある?
エアロバイクの効果についてYahoo!知恵袋に投稿された質問と回答を3つ紹介します。



Yahoo!知恵袋はエアロバイクを利用している人のリアルな悩みと悩みを解決する回答を知ることができますが、不特定多数のユーザーが投稿できるサービスとなるため、信ぴょう性の低い情報や間違った情報が多く混ざっていることも理解することが大切です!
①毎日30分続けたときの変化が気になる質問



最近エアロバイクを購入しました。毎日30分続ければどのくらいで変化が現れますか?



体重50キロの人が30分漕ぐとして
軽い負荷メッツ3.5の場合
消費カロリー(kcal) = 3.5 × 50kg ×0.5時間 × 1.05=91.875kcalの消費です。
ほどほどきつい労力で漕ぐメッツ6.8の場合
消費カロリー(kcal) = 6.8 × 50kg ×0.5時間 × 1.05=178.5kcalです。
ぜい肉を1キロ減らすには7200kcal必要なので、軽い負荷で78日、ほどほどの負荷で41日ほどかかる計算になります。息が弾む、心拍数が100~120くらいになるように、漕ぐと効果が出やすいと思います。
②エアロバイクのトレーニングで効果を実感できなかった人の質問



エアロバイクってほとんど意味ないですよね?1ヶ月間週5で50分ほど漕いできましたがあまり効果ありません。



0の状態(漕ぎ始め)から脂肪燃焼が始まるわけではなく、漕ぎ始めて20分くらいがスタートのようなものですよ。
最初の20分は準備運動みたいなものです。
30分1か月で効果あるなら太ってることで悩む人もいませんよ。
簡単には体質は変わりませんしもっと運動が必要です
③エアロバイクで痩せた人に意見を求める質問



エアロバイクで痩せた方に質問です。
・週に何回、何分漕ぎましたか?
・1kg痩せるまでに何日かかりましたか?
・何kg痩せましたか?
・太ももは細くなりましたか?(女性のみ)
回答 お願いします。



体脂肪を1kg=7200kcalと計算すれば痩せる目安がでるんじゃないでしょうか。
わたしはエアロバイクだけをやった訳ではありませんが、1日1000kcalほど消費して1ヶ月4kg痩せたことがあります。
実際には家庭用のエアロバイクの場合は、連続使用30分が限度のようです。
それから、基本的に人間の体は部分痩せができないようになっている、、というのがもうこのカテゴリーでもカテゴリーマスターの間でもすっかり常識なのですよ。
太ももが鍛えられて太くなる事はあっても、全体やせして太ももが細くなる事はあっても、太ももを狙って痩せさせることはできないのです。
エアロバイク(フィットネスバイク)が効果ないと言われることに関するよくある質問
エアロバイク(フィットネスバイク)が効果ないと言われることに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
まとめ|正しくエアロバイクを活用できればダイエットに効果絶大!
本記事では、エアロバイクが効果ないと言われる理由や効果的なトレーニングについて詳しく紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
エアロバイクはダイエットに効果的な機能があるものの、正しくトレーニングできないと思ったような効果が得られないこともありますので、以下のポイントを意識してエアロバイクのトレーニングを行いましょう。
・1日20分以上は連続して漕ぎ続ける
・適度な負荷を40分ほど続けることを意識する
・ヒップ周りの筋肉を意識して身体を動かす
・心拍数や速度は一定にすることを意識する
エアロバイクは体力に自信のない方や運動不足の方でもチャレンジしやすいトレーニングですので、まずは継続できるようにしてみましょう!